こんにちは、フリーランスで管理栄養士してます、にゃんちゅうです!
特定保健指導のお仕事をゆるゆるとやっています。 特定保健指導って、業務委託のお仕事が多いと思うのですが、相談できる場や学ぶ場所がかなり少ないな~と感じています。 そのため、独学で頑張って勉強していくことも重要だなと思っています。
そんな中で私が購入してよかったおすすめの本を今回はご紹介します!
- これから特定保健指導をやる予定
- 特定保健指導やっているけど知識不足を感じる
- 栄養学についてもっと勉強したい!
上記に当てはまる方におすすめです^^
ぜひ最後までお付き合いください~!
特定保健指導のお仕事をしてみて勉強したいと感じたこと
特定保健指導のお仕事をして強く感じたことが1つあります。
「検査数値と食事の関連性を説明できない…!」
- 空腹時血糖値とHbA1cって何が違うんだっけ?
- ASTとALTってどうなったら数値が上がる?
- 中性脂肪を上げる要因の食事ってどんなもの?
食事のバランスはどうすればよいのかはある程度わかってたけど、検査数値を上手に説明できなかったんです、わたし。 管理栄養士なのに、こんなこともできないのか、説明できないのか…と落胆する日々でした。
さらに感じたこと…。
生姜焼きと肉じゃがってどっちがエネルギー高いの…?
そう、日常生活に出る食事のエネルギー量、特に外食やコンビニなどのエネルギー量がいまいち分からず…。面談中にさくっと検索できればいいけど、そんな時間もなかったりします。
しかも特定保健指導の研修って、実際に使用するシステムの使い方ばかり説明されて、肝心の中身はあまり教えてもらえないという現実…。
いや、これ私自力で勉強するしかないじゃん。
そう思って、何冊か本を購入したり、サイトから情報を得て勉強しました。 その中でおすすめの本やサイト、参考資料がいくつかありますので、ご紹介します。
特定保健指導を始める前に読んでおきたい国の資料
厚生労働省が出している、特定健診・特定保健指導に関する資料です。
特定健診や特定保健指導に関して、あらゆることが記載されています。
例えば…
- 特定健診・特定保健指導の制度について
- 保健指導の進め方
- 保健指導実施者に求められる能力
- なぜメタボリックシンドロームに着目しているのか
- 望ましい保健指導とは何なのか
などなど…。
健診担当者や保健事業実施者、私たちのような保健指導の担当者に向けた内容も盛り込まれています。
Twitterでは「#特定保健指導のあれこれ」というタグで抜粋した内容を更新していますので、良かったら読んでみてください。
食事療法から検査数値まで全て分かる便利本
- 臨床栄養ディクショナリー
食事療法・栄養療法に必要な項目を索引から早引きできるポケットサイズの参考書籍です。
臨床系のお仕事をされている・されたことがある管理栄養士の方ならもっている方も多いのではないのでしょうか。
疾患と食事療法、栄養アセスメント、検査数値、食品と薬の相互作用についてが網羅されている本で、これ1本あるだけでかなり重宝すると思います。わたしも、わからないことがあったらまずはこの本でチェックするようにしています。
特定保健指導の中では血圧・脂質・血糖に関する説明や、検査数値との関連性を説明することがあります。そういった内容もわかりやすく書かれておりますので、ぜひチェックしてみてください。臨床のお仕事に携わったことがない方や、臨床栄養の知識に不安がある方におすすめです!
また、栄養素を多く含む食品一覧も掲載されています。栄養や健康に関する記事を執筆されているWEBライターにとっても便利ですよ~!
- 検査値に基づいた栄養指導(廃版)
既に廃版となってしまった幻の書籍です。
検査値ごとに、具体的にどのような指導をしたらよいかが記載されているため、一冊持っておくとかなり重宝します。
ただ、現在はかなり値上がりしてしまっているため、もし図書館などで借りれたら一度読んでおくと良いでしょう。
これが一冊あるかないかで安心感が違います!
外食や食事のエネルギー量を知りたいときにおすすめ
- 毎日の食事のカロリーガイド
- 外食・コンビニ・惣菜のカロリーガイド
特定保健指導で行うのは「行動目標(実践プラン)」を立てることです。 一定の期間内にどれだけエネルギーを調整し、体重を減らしていくかを決めていきます。
そこで必要なのが、日常どんなものを食べて、どのくらいのカロリーを摂っているのか。
栄養計算できれば良いのですが、短い面談時間の中で、全てを栄養計算することは困難です。
そんなときに役に立つのが、外食や食事単位でエネルギー量が記載されている冊子。 写真つきが見やすくておすすめです。
時間があるときに眺めておくだけでも、食事のヒアリングのときに「これ○○kcalくらいあるんですよ~!」と小ネタにすることもできます。
ご自分の使いやすいもので構わないので、1冊持っておくと大変便利ですよ!(わたしは上記2つとも持っています!自炊が多い方と外食ばかりの方で使い分けてます。)
コンビニ食でうまいこと指導していきたいときに
- ニュートリションケア 2021年12月号 【特集:自炊できなくても食事療法はできる! うまくいく! コンビニ食を用いた栄養指導】
Twitter上でも一部で話題になった書籍。重版もかかっている人気書籍です。内容は食事療法ですが、ケース別におすすめのコンビニ食の組み合わせを写真付きで解説されているため、すごく参考になりました!
夜勤などでコンビ二で食事をされている方も多くいらっしゃるので、知識として持っておくと、いざというときに自信をもっておすすめできます。何より誰でも購入しやすい、つまり食事改善しやすいというのがポイントです。
時間栄養学についても知っておくと、指導の幅が広がる!
- 時間栄養学が明らかにした「食べ方」の法則
特定保健指導の対象者は、食事の時間が乱れがちな方が多いです。
そのため、時間栄養学について学んでおくと、かなり指導する際の計画提案の幅が広がります。
分食についてや、朝ごはんの重要性などを伝える上で、きちんとメカニズムを知っておくと、説得力も増しますよ!
「1日3食、なんで食べなきゃいけないの?」よくある質問に答えられるようになりたいなら
- 今日から使える薬局栄養指導Q&A
薬局の栄養指導向けの書籍ですが、特定保健指導でもかなり使える内容でした。
内容はこんな感じです。
- 「1日3食食べないとだめですか?」
- 「タンパク質はなにから摂ったらよいでしょうか?」
- 「「卵は一日一個まで」は正しい?」
意外とぱっと答えられない方も多いのでは…?
読み物に近い本の作り方をしているので、合間に読むのもいいですよ。すぐに使える知識が盛りだくさんです。
栄養疫学の考え方は、情報を扱う身として身に着けておくべき
- 佐々木敏の栄養データはこう読む! 第2版
食や健康に関する情報が飽和しており、判断が左右されがち。そんな中で、どうやって情報を取捨選択し、判断すればよいかをきちんと勉強することができる本です。
特定保健指導担当者だけではなく、全ての管理栄養士・栄養学生の方にも読んでもらいたい一冊です。
ちなみに佐々木先生のこちらのコラムもかなりわかりやすいのでおすすめです!
「栄養と料理」は、一般向けで読みやすい&わかりやすい!
女子栄養大学出版部が毎月出している栄養雑誌。レシピはもちろんですが、話題の栄養学についてがかなりわかりやすい形で情報収集することができます。年間購読もおすすめですよ!
おすすめの月号は下記のとおりです。
- 栄養と料理 2022年2月号
こちらは「高血圧」についてかなりわかりやすく解説されています!
そもそも「血圧」とは何なのか、収縮期血圧と拡張期血圧の違いなどぱっと説明できない人は必読です。
- 栄養と料理 2022年4月号
朝ごはんの重要性や分食についての解説あり。こちらもわかりやすかったです^^掲載されていたレシピも美味しそうでした!
特定保健指導に関する情報収集なら
特定保健指導に関する情報収集って、どこで得たらよいかわかりませんよね。方針などは、恐らく委託会社によってもかなり変わってくると思います。
ただ、チェックしておいたほうが良いのは、保健指導リソースガイドの特定保健指導のページです。
特定保健指導に関するニュースや資料を都度更新されているので、最新情報を得て指導に活かしていけると良いでしょう。
無料の冊子もあるので、上手く活用したいですね。見たことない方はぜひチェックしてみてください!
特定保健指導を始めるときに準備しておくもの
特定保健指導のお仕事では、パソコンやプリンター、資料整理用のファイルなど、いろんなものが必要になります。
これから仕事を始めるけど、どんなものを準備した方がいいかわからない!という方は、下記の記事を参考にしてみてください。
特定保健指導を始める前に!準備しておきたいおすすめPCやツールを紹介。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
特定保健指導をこれからやりたい!スキルアップしていきたいという方のタメになったら嬉しいです。
より詳しく特定保健指導について相談したい方はこちらの相談サービスも利用してみてください!
引き続き特定保健指導や管理栄養士のお仕事に関する情報を発信していきます!
◎noteメンバーシップでもっと深い内容を発信中。 詳しくはこちらからどうぞ!
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特定保健指導のお仕事/フリーランスや副業に関するチャットルームを開設しました。
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