皆さんこんにちは、にゃんちゅうです。
今回は、管理栄養士や食品・栄養計算に興味のある方にお届けする内容です。 内容をざっくり簡単にまとめてみました!
- 管理栄養士・栄養士である
- 仕事で栄養計算をしている
- 自分で栄養計算をしてみたい
- 食品・栄養分野に興味がある
- 八訂の改訂のポイントをざっくり知りたい!
- 2021年の食品成分表を購入したい!
↑当てはまった方は、ぜひご一読してみてください!
食品成分表(八訂)が公表されました!
5年に一度のペースで改訂される食品成分表。 ついに「八訂」が2020年12月に文部科学省から公表されました。
まだの方は絶対手に入れてくださいね! ちなみにどちらも栄養計算ソフトついてます。にゃんちゅうは赤い方を使ってます☺
七訂→八訂の改訂ポイント
今まで使用していた七訂と、新しく公表された八訂では、どこが変わったのかご存知ですか? いくつか変更になったポイントがありますので、簡単にご紹介しますね。
①調理済み食品に関する情報を充実させた!
「調理済み流通食品類」として、今まで参考資料のお惣菜として収載されていたものが本表に記載されることに。 紅白なます、筑前煮、肉じゃがなどが記載される予定みたいです。 栄養指導の時に役に立ちそう…?
②収載食品数UP・今までの検討内容が反映された!
2015年時点では2191食品だったのに対し、2020年では、2478食品に。 さらに、ナイアシン当量や、難消化性オリゴ糖の追加、菓子類や加工食品の成分値が見直されました。 どの食品が変更になったか探してみたい~👓
③炭水化物の細分化&エネルギー量の計算方法が変更になった!
今回の改訂で一番大きなポイントはこちら。 これまで、めちゃくちゃざっくりと計算されていた「炭水化物」。 それが細分化され、さらに計算方法が変更になったことにより、実際に摂取するエネルギー量に近い値を算出することができるようになりました。
<今までのエネルギー計算方法(修正Atwater法>
エネルギー(kcal)=たんぱく質(g)×4 +脂質(g)×9 +炭水化物(g)×4(+アルコール(g)×7 等)
↑かな~りざっくりですよね。 エネルギー計算の方法ってこれで覚えている方も多いはずです。
ですが、今後の食品成分表におけるエネルギー計算方法は下記の通りになります!
<今回のエネルギー計算方法>
エネルギー(kcal)=アミノ酸組成によるたんぱく質(g)×4 +脂肪酸のトリアシルグリセロール当量(g)×9 +利用可能炭水化物(単糖当量)(g)×3.75 +糖アルコール(g)×2.4 +食物繊維総量(g)×2 +有機酸(g)×3 +アルコール(g)×7
げ、細かい…。 そして見なきゃいけないところが増えているではありませんか…!
これにより、穀類のエネルギー量は大きく変わるかもしれないですね…! 炭水化物≠利用可能炭水化物となるので。 恐らくお米のエネルギー量がぐぐっと減るのではないでしょうか。 これは、献立作成や栄養指導に大きく影響しそうな予感がします。
実際に栄養計算してみましょう!
いかがでしたでしょうか? 今までの食品成分表と、新しい食品成分表を用いて、ぜひ栄養計算してみてください。
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それでは~!
参考:日本食品標準成分表の改訂について 文部科学省(令和2年12月25日)
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